耐衝撃iPhoneケースには、どのような種類があるのでしょうか。以下の4つの種類について、詳しく解説していきます。
- ソフトケース
- ハードケース
- シリコンケース
- ハイブリッドケース
ソフトケース
iPhoneのソフトケースに使われている素材の多くは「TPU」と呼ばれているものです。TPUはThermoplastic Polyurethane resinの略で、「熱可塑性ポリウレタン樹脂」のことを指します。
TPUのメリットは、弾力性と柔軟性のある素材で、衝撃を吸収してくれるところです。
また、比較的安価なので、スマホのソフトケースにはよく用いられる素材です。
しかし、水に弱く、経年劣化による黄ばみがデメリットとして挙げられます。
ハードケース
iPhoneのハードケースによく用いられる素材は、「ポリカーボネート」です。ポリカーボネートとは、ポリカーボネート樹脂が原料の熱可塑性樹脂の一種である「プラスチック素材」のことを指します。
普通のプラスチックよりも硬く、衝撃に強く割れにくいのが特徴です。また、透明度も高いので、iPhoneケースの中でも、クリアケースによく用いられます。
ポリカーボネートは、耐衝撃性を持ち、熱にも強いため、車のヘッドライトやカメラレンズなどにも使用されています。
ただし、割れにくいとはいえ、傷には弱く、汚れを放置すると取れなくなる可能性があるのが弱点です。
シリコンケース
シリコンケースのメリットは、なんといっても、プニプニとしたクッション性の高さでしょう。触ってもわかるほど柔らかいクッション性の高さは、iPhoneを落としたとしても衝撃を和らげてくれます。そのクッション性や滑りにくさが、iPhoneを手に持ったときのフィット感も良くしてくれるので、好まれます。
また、シリコン素材は傷がつきにくいのもメリットです。
デメリットは、静電気によって、汚れやホコリが吸着してしまうことです。シリコンの滑りにくさは、メリットの反面、ポケットから取り出す時にも引っかかって取り出しにくいというデメリットも産むことがあります。
ハイブリッドケース
ハイブリッドとは、異素材を組み合わせた素材のこと。iPhoneケースに使われるハイブリッド素材は、主にTPU+ポリカーボネートの組み合わせが多いです。
TPUの柔軟性を生かし、ケースの脱着を簡単にしたり、衝撃を和らげるために、iPhoneケースのフチ部分に用いられることがあります。ポリカーボネートは、傷がつきにくいことや透明度の美しさを生かして、iPhoneケースの背面に用いられることが多いです。
このように、異素材のメリットを生かして融合させることにより、安価で高品質なiPhoneケースを作ることができます。